今回は事務所を適当に選ぶなという話です。
声優の仕事をする場合、基本的には声優事務所(または芸能事務所)に所属をして、事務所から仕事を振ってもらう形になります。
声優を志す場合、まず声優事務所に所属することを目指すことから始まります。
事務所に所属するには、主なルートは養成所や専門学校を経由して審査に合格して所属することになります。
(たまに違うルートで所属する人もいますが今回は省きます)
事務所に入れればいいやーと適当な事務所の養成機関や専門学校ならオーディションを選ぶと大抵後で後悔することになります。
なぜそうなってしまうのか。
書いていきますよ!
事務所が欲しがる人材
この記事で「事務所」と『あなた』との関係は「お店」と『商品』だと例えました。
「お店」が本屋だとしたら本が欲しいはずです。
「お店」がアパレルショップなら服が欲しいと思います。
そして時期によって欲しい商品も違います。
アパレルショップで冬の時期に夏物を置いているお店はあまりないですよね?
事務所も同じです。
事務所も事務所の特色にあっていて、かつ「事務所」にない『商品』が欲しいわけです。
目的に合った事務所を選べ
アニメの仕事がしたいのであればアニメの仕事をよくしている声優が多い事務所に。
ナレーションの仕事がしたいのであればナレーションの仕事をよくしている声優が多い事務所に。
事務所に所属している声優の仕事内容をみればその事務所がどんなジャンルの仕事に強いのかわかります。
それを調べることをしないまま適当に養成所を選ぶと、アニメの仕事がしたいのにアニメではなくナレーションの仕事が強い事務所の養成所に入ってしまった、なんてこともありえます。
そうなるとどうなりますか?
時間を無駄にしてしまいますよね?
路線を変えるなら別ですが、そのままでは評価されることはないと思います。
やりたいジャンルに強い事務所を選ぶに越したことはないでしょう。
調べる手間を省いた結果、一年間を無駄にする。
こんなバカなことはありません。
しっかり下調べをしましょう。
自分と被る『商品』がない事務所を選べ
アニメがやりたくてアニメが強い事務所を見つけました。
そうしたら次は、自分の強みが被る声優がいるかどうかを調べましょう。
強みが被っていて、かつその声優が売れっ子な場合、その事務所は避けるが賢明です。
売れる商品があるのにわざわざ同じ商品、しかも売れるかどうかもわからない商品を仕入れますか?
それだったら別の強みのある商品を仕入れて売れるかどうか試しませんか?
あなたがその売れっ子に勝てる自身があるならその事務所の養成所に入るのもいいでしょう。
が、他の事務所で勝負したほうが勝率は高いと思います。
所属を目指すなら勝てるところで勝負したほうがいいと思います。
自分の強みがまだわからないという場合はなりたい声優像を思い浮かべて、そのジャンルで売れている声優がいない事務所を狙うといいと思います。
自分に合った事務所を見つけよう
自分と事務所がお互いwin-winの関係になれるのがベストです。
そうなった時に事務所に所属し、仕事ができることになります。
中々見つかるものではありませんし、見つけるのに苦労するかもしれませんが、事務所について調べていくことでよりベターな答えが見つかると思います。
適当に選んで後で後悔するよりも、大変かもしれないけれど入念に調べて勝負したほうが夢に近づきます。
養成所に通うならしっかり調べてから通うところを決めましょう。