声優志望者に向けて、新たにスタートするであろう養成機関のレッスンが始まる前にやったほうがいいことを記していこうと思います。
するしないでかなり変わってくるので、読んだらすぐに取り組むぐらいの気持ちでいてください。
では、いきますよ!
具体的なビジョンを持とう!
声優になりたい!という気持ちは多いにあると思います。
では、具体的にどんな声優になりたいか。
さらに言えば、3年後誰のポジションを獲っているか。
考えていますか?
これを考えているかいないかで道のりはかなり変わります。
目指す方向がわかって走るのと、わからずに闇雲に走るのとどちらがいいか。
当然わかっていたほうがいいですよね。
わかっていれば一ヶ月で到達する道のりもわからなければ何か月、下手すると年単位でかかってしまうかもしれません。
三年後の自分を想像しよう!
具体的なビジョンといっても何を考えればいいの?って方もいると思います。
まず考えて欲しいのは
三年後の自分がどうなっていたいか
と未来のビジョンです。
これをかなり具体的に考えてください。
なぜ三年後なのかというと、芸能界のサイクルからして三年後には売れていないと厳しいからです。
なので
三年後には売れなければならないという前提
で考えてください。
具体的なビジョンとは
お金持ちになりたい、有名になりたい
といったことではありません。
もしこれを具体的に考えるならば
デビュー作で主人公役を射止め、そのアニメがヒット。
その流れでアニメのレギュラーを5本つかみ取り一躍有名になり、イベントに引っ張りだこ。
アーティストデビューもして活動の幅も広がり収入が増える。
というような感じになります。
そしてそれを口に出していってください。
口に出すのが恥ずかしいなんて言っていたら夢が遠ざかります。
口に出せないのであれば、本気で思っていないと同義です。
積極的に口に出していきましょう。
口に出したらやらなければいけなくなりますからね!
自分はどんな商品なのか考えよう!
三年後のビジョンを考えたら、次は自分がどんな商品なのか考えましょう。
「事務所」と『あなた』の関係はいわば「お店」と『商品』です。
自分がどんな商品なのか把握していなければ売り込むこともできません。
そしてあなたとマネージャーの認識が同じでなければ売れるわけがありません。
例をあげるなら
あなたが自分のことを『アイス』だと考えていて、マネージャーがあなたのことを「おにぎり」だと考えていたら、あなたが売れることはあり得ません。
プロデューサーが「おにぎり」が欲しくてマネージャーからあなたを紹介されて買ったのに、実際は『アイス』だったとしたらどうしますか?
返品しますよね?
なので自分で自分がどんな商品なのか把握していることが大事です。
そしてどんな商品なのかも具体的に考えましょう。
前のたとえであなたを『アイス』としましたが、『どんなアイス』なのかまで考えましょう。
バニラアイスなのかチョコアイスなのか、チョコアイスならビターなのかミルクなのか。
具体的であるほどよいです!
三年後のポジションを考えよう!
あなたはどんな商品なのかというのは、あなたはどんな声優になりたいか?ということです。
これは
人を感動させられる声優になりたい
とか曖昧なことを聞いているわけではありません。
ではどういうことかというと
三年後に、○○さんになる!
という具体的な声優の名前を挙げるということです。
○○さんの「ような」という憧れではありません。
「三年後に、○○さんの声優界でのポジションを自分が取って代わりたい!」
という意味になります。
ここで挙げる声優は憧れの声優ではありません。
資質の問題です。
憧れと資質が同じであればこの上ないですが、残念ながら違うことが多いです。
サッカー例えるならば、身長が高くポストプレーが得意なFWの選手なのに、身長が低くて足がとても速いスピードスターのFWの選手に憧れてしまうようなものです。
これらを考慮した上で三年後に目指す人物を探してください。
急に決められないかもしれませんが、日々変化してもいいので常にアンテナを張り、自分がどこのポジションを狙えばいいのか具体的な名前を探しましょう!
具体的に考え、そこに向かうべし!
声優という職業にゴールはありませんが、進む道は定めるべきです。
具体的に考え道が見えたら、その道を最速で進む!!
そして日々修正していく!
そうすれば夢に着実に近づいていきます!
最初は中々浮かばなくて苦労するとは思いますが、ここが決まっていないと先に進んでいるつもりが山手線のようにぐるぐる回っていた・・・なんてこともあり得ます。
たいへんなことから逃げてはいけません。
声優には楽になることなんてできませんからね!