嫌だなって思うこと、ありますよね。
何かをしなきゃいけない時、人から何かをされた時、不快なものを見た時・・・など
嫌だなと思う瞬間というのは様々な場面で訪れると思います。
その嫌だなと思う時、実は成長のチャンスが隠れているのです。
特に人から何かされた時や人の行動に対して嫌だなと思った時、成長のチャンスです。
どういうことなのか、解説していきます。
声優志望にもためになる芝居面でのことも記載していきますので、最後までお付き合いください。
嫌な原因を探る
嫌な場面に遭遇した時、何故自分はそれを嫌だと思ったのか原因を解明してください。
生理的に嫌いなのか、筋が通っていないから嫌なのか、人の気持ちをないがしろにしているから嫌なのか、かっこ悪いから嫌なのか・・・
様々な理由があると思います。
その理輔をしっかりと把握して、何が嫌なのか説明できるレベルに解明しましょう。
例をあげます。
Aさんは友達と遊ぶ約束をしたとします。
集合は13時。
しかし、友達は13:10分に集合場所に来ました。
遅れるという連絡もなく謝罪もありませんでした。
この時Aさんは嫌だなと思いました。
Aさんは
・集合に遅れたこと
・何の連絡もなかったこと
・謝罪がなかったこと
これらの点が嫌でした。
これらが何故嫌なのか掘り下げると
・集合に遅れたこと→時間が無駄になった、自分の時間を奪われた
・何の連絡もなかった→何かあったのか心配になる、もし遅れるという連絡があればその間にできることがあったのにと思う
・謝罪がなかった→失礼、筋が通ってない、迷惑をかけた自覚がない
こうAさんは思いました。
こんな風に掘り下げてみてください。
なんとなく嫌だって方もいるかもしれませんが、嫌だと思う原因は必ずあるのでなんとなくで終わらせず掘り下げてみてください。
自分が嫌だと思うことはやらない
掘り下げたら、次はそれを自分はやらないようにしましょう。
つまり、反面教師にしましょう!
嫌いな部分は人それぞれ違うと思いますが、少なくとも自分が嫌だと思うことをしなければ、あなたの言葉は重みが増し、説得力が増します。
自己肯定感を高めることにもなります。
逆に自分が嫌だと思っていることを自らするとどうなるか。
遅刻が嫌いだと言ってる人が頻繁に遅刻をしたらどう思いますか?
説得力の欠片もないですし、嫌悪感がありますよね。
この人の言葉は信用できなくなりませんか?
それにこの人自身は遅刻をするたびに自分のことを嫌いになっていくと思います。
自己肯定感が低まると行動力が落ちていき、どんなことに対しても消極的になってしまいます。
自分が嫌だと思うことをしなければ信用を失わずに済みますし、信用を得ることができます。
嫌だと思うことをしない人のことは信用できますよね?
自分のことも信用できるので自己肯定感が高まる。
いいことだらけです。
声優の場合
声優の場合
嫌だと思った演技はするな
どういうことかというと、他人の芝居を見て嫌だと思った芝居は自分はしないようにするということです。
もちろん上記のように何故嫌なのか理由も明確にしましょう。
そうしていくと、あなたの個性が見つかるかもしれません。
嫌だと思う部分は人それぞれ違います。
芝居の場合、そこに正解はなく、人に教わることでもありません。
これはセンスによるものです。
センスが悪い場合、選ぶ部分によっては本来は消してはいけない部分を消してしまうなどよくない結果を生むかもしれません。
センスは教えられるものではないので、自分を信じるしかありません。
自分が嫌だと思うことは観客や視聴者も嫌だと思うはず、そう信じてください。
いいと思う俳優の演技を盗めとよく言いますが、よくない部分を消していくほうが最終的にはいい部分しか残らないですし、効率がいいと思います。
単純に嫌だと思った芝居をすると気持ち悪いですし身の入らない不自然な演技になると思いますよ。
演技の上でも、反面教師は役に立ちます。
嫌だと思ったことはしない。
そうすると自分が磨かれていきますよ!
それでは!