自分の声がどんな声なのか把握してますか?
毎日喋っているんだから当たり前じゃん!と思いますよね。
実は耳から聞こえている自分の声は実際の声とは違って聞こえているんです。
声優を目指す上ではしっかりと自分の声を把握していないといけません。
自分の声を把握するには
自分の声を録音して聞く
これ以外に方法はありません。
そして、自分の声を録音して聞くことにはほかにもいい効果があります。
自分の声を録音して聞くとどんな効果があるのか書いていきますよ。
なぜ自分の耳には実際の声と違って聞こえるのか
まず疑問に思いますよね、これ。
これは耳の構造によって起こっています。
詳しく説明すると医療系の話になってしまうので端的に説明します。
(興味のある方はさらに調べてみてください)
耳は内耳、中耳、外耳という3つの部位に分けて考えられます。
外耳は外から聞こえる音、内耳は外からの音と内からの音が混ざって聞こえるものだと思ってください。
内耳は自分の頭の中で響いている音が聞こえます。
これがまた妙なもので、いい音に聞こえるんですね(笑)
外に発せられる音と内で響いている音が混ざっているので実際の音とは違く聞こえます。
内耳で聞いた音は加工がされているようなモノです。
一方で外耳は外に発せられる音のみが聞こえている状態なのでありのままの音が聞こえます。
他人の声は外耳で聞こえます。
自分の声は内耳で聞こえます。
自分から発せられる本来の音は内耳と外耳のどちらから聞こえる音でしょうか?
本来の音は外耳から聞こえる音です。
つまり本来の自分の声は録音された声のほうです。
ここまでは声が違く聞こえる理由を書いてきました。
ここからは録音して聞いたほうがいい理由を書いていきます。
本来の自分の声がわかる
上記でも書いてあるとおり、本来の自分の声がわかります。
最初はとても戸惑います。
自分の声ってこんななんだ・・・
こんな風に思うかもしれません。
が、そこで折れてはいけません。
認知することが大事です。
実際に他人に聞こえている声はその録音の声なのです。
その声をよくしていくしかありません。
何回も録音した声を聴き、外耳で聞こえている声と内耳で聞こえている声の差を認識することができれば自分が発している声を録音した声を聴かなくてもわかるようになります。
それまでは自分の声を録音して聞きましょう。
滑舌の良さ、悪さがわかる
録音した声を聴くことで自分の滑舌のレベルがわかります。
言えているつもりでも滑っていて言えていないことなんて多々あります。
喋りながら(歌いながら)性格な音を拾うのは至難の業です。
自分がどの行や文字列が苦手なのか、逆にどの行は綺麗に言えるのか、把握する意味でも自分の声を録音して聞きましょう。
ただ闇雲に滑舌の練習をするよりも、苦手なところを認識して練習するほうがはるかに効果があり、上達速度にも差が出ます。
アクセントが正しく発音できているかがわかる
これも大きいです。
自分の声を録音して聞くことで自分は正しいアクセントで喋れているのか把握することができます。
ただしいアクセントの知識を有してしないといけませんが。
たまに正しいアクセントを把握しているのに間違ったアクセントで喋ってしまっていることとかありますよね。
それに気づき直すきっかけにもなるので、自分の声を録音して聞くことはとても大事なこととなります。
基礎段階の時こそ自分の声を録音して聞こう!
早い段階で自分の声を録音して聞いて内耳と外耳の音の聞こえの差を埋めておくと、その先がスムーズです。
逆に初期段階でこれをやっておかないと自分の声を間違った認識で把握したまま進んでしまい、後で軌道修正することが非常に困難になります。
早めに内耳と外耳のギャップを埋め、他人に自分の声がどう聞こえているかを把握しましょう。
そして基本的に練習の際は録音して自分の声を聴くことをお勧めします。
上記でも書きましたが声を発しながら自分の声を正しく認識することは困難です。
録音した音を聞くことで客観的に自分の声を聴くことができます。
自分の声を録音して聞く、これが早く上達する為の方法です。
いち早く声優になるために自分の声を録音してチェックしていきましょう!